新居浜(星越)・選鉱場
「住友金属鉱山は、2010年 8月から、「星越選鉱場」の撤去解体工事を始める」と、発表した。
1925年(大正14年)に完成。 貧鉱を浮遊選鉱して11%の銅精鉱にして、四坂島へ供給していた所です。
2009年に操業を停止していたのだが、又一つ、別子銅山の遺産が消滅する事になる。
手前のグリーンは、住友倶楽部・山田ゴルフ場。 クラブハウスも質素で、下町の社交場 ? の雰囲気です。
とはいえ、この周囲は、山田社宅と言って、住友幹部職員の住む住宅地。
将棋でも囲碁でもなく、ゴルフと言うのが、素晴らしい。
「ゴルフは、正しい服装で」 とあり、大きな鏡がある。 正統派の証。
大きな、ゴルフ場ではないが、いい雰囲気を、感じました。
”接待でなく、自分が、身近に、ゴルフを楽しむ” と言う、ゴルフの、原点が、ここにあるような気がしました。
他の地区にある、長屋の鉱山社宅と違い、敷地も広く、昭和の時代には、 あこがれの社宅だったと思います。
ただ、山田社宅も順次取り壊されてきておりますので、星越選鉱場を訪れた時に、散策してみると良いと思います。
とは言え、
目の前に、選鉱場があり、いざ・・・何かあれば、駆けつけることが出来る「企業戦士」にとって、
職場に近い、「住友倶楽部・山田ゴルフ場」は、ひと時の、安らぎの場であったかもしれません。
山田社宅を、散策してみました。 東京で言えば、田園調布と言っても、良いかもしれません。
広い敷地と、職住近接。(すぐ後ろには、選鉱場が見えます) 幹部の住む社宅として昭和の時代には、申し分ない環境だったと思います。
山田社宅の2棟が新居浜市に寄贈されました
選鉱場の、右下の建物は、別子鉱山鉄道で、現在唯一つ残っている星越駅の駅舎です。
昭和の趣
この、駅舎も残して欲しい産業遺産です。