第1回・アンチキルケばか詰作品展
11番  冬眠蛙 作                          正解者 12名
20051002091718.gif
【詰手順】

 5二角生 4五銀 1六香 同玉/5一玉 4一角成 迄


【投稿時のコメント】

51に飛ばしてみたかった、というだけです。よろしくお願いします。

【解説(のようなもの)】


 冬眠蛙さんのブログでも書かれていましたが、最初に投稿された図はFMチェックが入っておらず余詰の嵐でした。でFMを紹介して今回の投稿作が送られてきました。少ない駒数では修正不可能かな〜と思っていましたがすぐに本作が送られて来たのにはビックリ。誰かさんとは違います。
 私の入門で「5一の近くに駒があれば玉復活型」というおまじないがありますが、本作の6二歩がこれに当たります。これが無ければと言いたいところですが、これが無ければ作意が成立しないんで仕方ありません。初手の角生で飛車筋を2重に止めるのが作者らしい1手で香短打で玉を飛ばし最後は両王手できれいに詰め上げます。
ぷらさん作と詰め上がりと角生がダブってしまい順番が後ろだった分いくらか損をしてしまった感じですが構想は文句なしの好作です。

                        *
橋本孝治
 「51への利きを2重に止める初手が面白い。出題が後ろのため少し損した?」
 投稿順ですので次回は早めに〜
もず
 「ぷらさんと重なりましたが、45銀の味がいいと思います。」
縫田光司
 「これが初めの方にあったら悩んだでしょうが、他の作品で練習した後だったので比較的すんなり解けました。思わせぶりな紛れは色々ありましたが。」
若林
 「この駒数だと簡素とは言い難く感じる。その分内容を期待したくなるが、62歩がヒントになりすぎて残念。」
隅の老人B
 「移動合で飛筋を通す。62歩が51玉を暗示でーす。」
原 亜津夫
 「2手目の普通な合駒が意表をつく。51玉で両王手の詰上がりを覚えました。」
北村太路
 「解図時間5分。難しかったです。守りが強い場合は守りの弱い場所に引っ張りだすのも手ですね。」
ぷら
 「しばらく悩まされましたが62歩の存在から詰み型を考えたら解けました。」
吉川慎耶
 「紛れ豊富でダイナミック。」
小峰耕希
 「苦戦しました。詰みそうな形が全く思いつかず迷走してしまい、62歩の意味を考えてみてやっと解けたのは5日になってから。ただし、角不成も香の短打も既にあったという不運もあって、もし順位付けをするとしたら少し低めになりそうですが。」
冬眠蛙
 「Fの詰上がりなら62歩いらないんだなぁ。全然思いつきませんでした。がっくり。」
 6二歩君いじめられてかわいそうですね(笑)
小五郎
 「初手飛車の利きを遮断するようで指しづらいのですが、するりとかわす銀で納得。」