たくぼん&ちょーえり
鎌倉&東京旅行記
旅の目的は太郎さんに日頃のお礼を
することとASTURIASのライブを聞くこ
とです。果たして・・・
注:右の写真の大仏の前は私達では
ありません。(あっ女性2人か・・・)

太郎の日記
 格調高い日記はこちらをご覧下さい


今回の旅行は太郎さんからのメールから始まりました。

3月27日:メール
 6月17日(土)に鎌倉でアストゥーリアスのライブがあります。
 鎌倉駅から徒歩10分くらいのところ。
 午後5時開場、5時半開演。終わるのはたぶん8時くらい。
 全国大会の代わりに来ます?

さてここからが問題です。今年も試合と重なってしまい不参加の全国大会の替わりにというのはいい響きです。
が、アストゥーリアスとは何ぞや?のちょーえりを説得するのは果たして上手くいくのか?
ちょうどその日にバドミントンの団体戦があるがかまわないのか?
2時間のライブを聞きに行くのにかかる費用が大きすぎないのか?
山のような難題を攻略すべくいろいろ作戦を考え、そして機嫌のいい日に話を切り出した。
た「太郎さんから”めったにとれないバンドのライブが取れたので来ませんか”とメールが着たんだけど一緒に行こうや?」
え「誰の?」
た「アストゥーリアス(やや噛み気味)っていういつも事務所で流している癒し系の・・・」
え「え〜っ・・・・どこで?」
た「鎌倉。」
え「鎌倉ってどこ??」
た「・・・・・。神奈川かな?1泊2日で2日目は東京観光も出来るし・・・」
え「東京!(都会派なのでこの言葉に反応する)・・・いいよ(あれ?)でいくらかかるん?」
た「じゃあ今から旅行社に行くか!(決まれば速攻だ!)」
・・・松山から飛行機で羽田→鎌倉→横浜泊→羽田→松山のセットプランで一人3万7000円。安い!即決!
ということで仕事・バドミントンの試合など全ての調整を終え鎌倉・東京1泊2日の旅が決まりました。

日頃から行き当たりばったりの人生を送っている二人ではあるが、めったに無い旅なので一応、鎌倉のガイドブックを購入。
二人で計画を練る。
た「飛行機が松山を7時半発だから新居浜出発は5時半。9時過ぎに羽田空港に着いて、荷物を横浜のホテルに預けてそれから鎌倉だと、昼過ぎに着くかな」
え「え〜んじゃないの、1日目は私余り関係ないから・・・(太郎さんには内緒だ)」
(注:私はお寺や寺院の観光が大好き・Butちょーえりはディズニーランド含め都会大好きなので全然噛み合わない)
た「2日目は東京のどこに行く?」
え「表参道ヒルズかな〜汐留もいいな〜都庁も行ったことないし、渋谷いや秋葉原でオタクウォッチングもいいかも〜」
たく「寝よ」

6月初め ちょーえりに所属しているバドミントンサークルの世話人から電話が・・・
世話人「17日の団体戦は出られないんだっけ」
え「はい、ちょっと旦那と一緒に鎌倉へコンサートに行くので・・・」
世話人「えっ?誰の?」
え「よく知らないんです」
世話人「誰々??言ってみて私知っているかもしれないから」
え「え〜っと、アー・・・ん〜〜・・・・・(言えない)」
世話人「・・・・・・」

さて出発です。

初日
新居浜〜松山空港〜羽田空港〜横浜中華街〜鎌倉

松山を7時半ごろ出発の飛行機に乗るため、朝は4時過ぎに起床、5時半に車で新居浜出発です。車中、ひたすらアストゥーリアスのアルバム「Bird Eyes View」をちょーえりの予習の為に繰り返し聞く。
え「朝食は空港でモーニングかな?やっぱり・・・」
(絶対聞いてない・・・)
7時前に空港到着・車を駐車場に預けて搭乗手続き〜しかし意外と時間がなく(この旅はこれがキーワード)売店で私はフレンチドック、ちょーえりはサンドイッチを買って待合室で食事。イマイチ。ちょーえりのサンドイッチは美味くなくて半分残していた。
すぐに飛行機に乗り込み、ちょーえりを窓際へ・・・。
た「こっち側だと富士山が見えないな・・・」
え「どうせ雨降っているじゃない」
私の前の席の人が座るといきなり、座席がリクライニングで私の前に倒れてきた。(ビックリ&おいおい一言言えよ〜〜)
するとまた座席を元に戻す。(あれ?)そしてまた倒す(おいおい)また元に戻す(おや)・・・・前の人が一言「これ壊れとるわ」
客室乗務員がやってきてあれこれするが直らず・・・・
客室乗務員「すいません、壊れているようです。隣の席に移動していただけますか・・・・」
お客「はい」
しばらくして・・・整備員?がやってきて座席を直し始める・・・1分くらいで直る・・・
アナウンス「出発が遅れております。しばらくお待ち下さいませ・・・・」
う〜ん。これくらいのことで出発が10分も遅れていいのか!前途多難なスタートです。

アナウンス「本日の機長は山下・・・・・」
た「おーっ」
え「何?」
た「いやなんでもない」

機内での会話
え「ねえやっぱり今日の昼は横浜中華街が食べたらいいんじゃないん?」
た「鎌倉観光しないといけないし・・・」
え「横浜の中華街・・・おいしいよね。鎌倉って食べるとこないかもしれんし(おいおい)」
・・・結局・・・中華街に決定。(これがボディブロウのように効いてくる)
ここで私は詰パラを取り出しC級順位戦を暗算で解き始める・・・お姉さんが見ようと関係なし。ちょーえりも慣れたもの。
4題解いたところで終了。若い頃にはこれがなかなか出来なかったなあ。

9時過ぎに羽田到着。そこからリムジンバスで横浜駅へ。車中、私の前に座ったお客さんが、30分間ずーっとひとり言を喋っていた。気になって気が休まらず。絶対前途多難な旅になると確信。
え「こんなもんよ」

10時頃ホテルに到着。荷物を預ける。身軽にして中華街&鎌倉へ行くのだ。
ホテル「申し訳ありませんが、値段は一緒で構いませんので、少し大きい部屋に変えさせていただいてもよろしいでしょうか?」
た&え「(ラッキー!)いいですよ。」
ホテル「ただ・・・・」
た&え「ん?」
ホテル「部屋に介護用の手すりが付いているんですが・・・・」
た&え「・・・・・(私達をを見ての判断?)」

大きい旅行かばんを預けて、ちょーえりは小さいバッグと私は太郎さんへのお土産の讃岐うどんを持って出発。
土産は鎌倉へ着いたら駅のコインロッカーへ預ける予定ではあるが、結構重いのだ。初めは5人前を準備していたら前々日の電話で太郎さんは7人家族ということを聞いたので慌てて10人前に・・・・今までお世話になったことに比べればこれくらいのことは大したことではない。ただ都会を讃岐うどんの紙袋を持って歩きまわるのは・・・まあいいか

そんなこんなで横浜中華街へ


横浜中華街

何年か前に一度、インテリア業界の招待旅行で来たことがあるが、とにかく人が多い。それに店がたくさんあり昼飯を食べるだけではあるが迷ってしまう。
え「ねえ、横浜大世界っていうミュージアムがあるよ、入ってみようや」
た「いいよ」
そして入ったはいいけれどお客は私達だけ・・・・
従業員が「買う買わないは自由ですから」と言って勝手に私達の写真を撮ったりして・・・(誰が買うものか)・・・・
さして見るところもなく出口へ・・・すると従業員がやってきてさっきの写真を手渡される・・・(何故か購入←断れない性格)
写真を見ると私の頭の上が切れていた・・・(結果的にはいい?)

でその後、どこで食べるか悩みながらメイン通りを2往復。疲れ果ててどこでもいいじゃないということで横浜大世界の2軒隣の飲茶食べ放題の店に・・・・・
30分は無駄な時間を過ごしたぞ。

昼食の結果・・・イマイチ

さあ、鎌倉へ行くよ〜

私の予定では、鎌倉で行きたいところNo.1は大仏。あと鶴岡八幡宮。長谷寺のあじさい。ネタとしては稲村ガ崎(ご存知やなさんの煙詰)あと鎌倉五山も行きたいし・・・・。と頭の中では行きたいところばかり。そして鎌倉駅に着いたら物凄い人・人・人。ひえ〜。ガイドブックを読めばあじさいの季節はすごい人が押しかけるようでそのピークがこの土日と当たったみたい。こうなったらとりあえずビールではなくて大仏に行くぞ!



鎌倉の大仏の後姿

鎌倉駅に午後2時に到着。改札を出て、どうやって大仏まで行くかを考える。ガイド本によると、江ノ電+徒歩かバスか?江ノ電は人で溢れ帰り2、3本待ちとか・・・すると目の前にバス停が・・・
え「バスでええんじゃない。大仏前まで直通じゃん。江ノ電なら歩かないかんし」
た「江ノ電で行って、長谷寺と大仏まで歩いたらええんじゃない?」
え「バスは大仏の前まで行くよ・・・」
(よっぽど歩きたくないらしい・・・仕方なしにバス亭へ並ぶ)
誰も並んでいない・・・ん??しばらくして時刻表を見ると20分待ちだ。ええ〜い待つ!
そしていつの間にか後はすごい列に・・・おっラッキー座れるじゃん。すぐ後には外国人の一団が居て私達に話しかける。
外人「ぺらぺら・・・・HASE・・・・?」
全然分からないが雰囲気でこのバスは長谷寺に行くか?ということらしい。私は全然英語がダメなので、大学で英語英文学科だったちょーえりが応えます。
え「バス!スットプ!」
た「(心の中で平浩二かよ!)」

バスの到着が遅れて2時20分頃乗車。そして1分後・・・渋滞に巻込まれて動かなくなる・・・(OH! MY GOD!)
た「鎌倉の人ってみんなようほんま歩くのぉ」
え「みんな長谷寺の方向へ歩いているね」
た「まだ距離があるのに、みんな元気じゃのぉ」
え「で、バスさっきから全然動いていないよ」
た「踏切があるからじゃろ・・・あっ江ノ電が通った・・・うわぁすごい人じゃぁ乗らんで良かったわぁ」
え「ほんまじゃね」
踏切が上がっても動く気配なし・・・これって・・・・この渋滞って長谷寺まで続いているんじゃ・・・(今頃気付く)
た&え・・・・テンションまる下がり

乗車後1時間経過・・・・長谷観音のバス停到着。痺れを切らした乗客はほぼ全員下車(大仏まで歩くらしい)
た&え・・・意地で大仏前まで乗車。
到着後そそくさと入場券を買って大仏を見る。お〜っでかい!大仏を一周して後姿を撮影(写真参照)大仏様も暑いんですね。
大仏ストラップと大仏耳かき2本購入(たくぼんは観光地の耳かきを趣味で集めているのです。ご当地耳かきがありましたら是非私まで)観覧時間10分で再びバス停に・・・・(帰りは道が込んでいないのを確認済み)
ここで太郎さんに電話(太郎さんの日記参照)して何時までに会場に着けばよいかを確認。5時10分前でOKとの事。しかし逆算するとほとんど時間がない。ここで長谷寺は断念。(入るのに2時間待ちとか・・・どちらにせよ無理だった)
バスはすぐ来て鎌倉駅にとんぼ返りです。バスの中で太郎さんから電話がかかってきたが取れず・・・メールを返信するも返信なし(集合時間の変更?と少し不安に・・・)4時前に鎌倉駅到着。ここから太郎さんに電話するも繋がらず・・・(不安増長)

二人で小町通を歩いて鶴岡八幡宮に向かう・・・この通りはなかなか風情のあるとおりで時間があれば立ち寄りたいお店もあったけれど、とにかく余裕のないので二人もくもくと押し寄せる人波ををよけながら前に進む。進む。進む。



鶴岡八幡宮舞殿(の絵)

鎌倉の中心的存在といっていい鎌倉幕府の宗社・鶴岡八幡宮。とりあえず正面より入り本宮への道を進む。途中源平池や流鏑馬馬場などもあったが、時間が無いのでひたすら進む。正面に舞殿が見える。
た「なんかそれらしい建物があるよ」
え「きれいな色じゃね」
(注:たくぼんとちょーえりはめがねをかけていないけれど目があまりよくない・まだ老眼でも無いので遠くは余り見えない)
・・・・・歩いて近づく・・・・
た&え「絵じゃ・・・・・」・・・・とくに突っ込みもなしに通り過ぎる。
(太郎さんの日記参照)
そのご本宮に着き、手を合わせて家内安全とネットフェアリー界の繁栄を祈願する。(一部うそ)
この時点で4時35分。うぉ〜時間が無いので宝物殿も見られない(泣)
結局、鶴岡八幡宮も一直線に通過しただけであった・・・・。

慌てながら本宮横の道から会場の歐林洞へ・・・これなら時間には間に合うな・・・と思いながら歩くと空から雨がぽつぽつと・・・・
え「ねえ?私達って傘持ってないんじゃ?」
た「ないね」
え「帰り雨降ってたらどうする」
た「今更、小町通まで引き返すわけにもいかんし・・・なるようになるんじゃない?」
行き当たりばったり夫婦の面目躍如。先日の電話で私が雨を連れて行きますから〜〜(笑)と話していたことを思い出す。
何故かすぐに歐林洞到着!(思ったより近かった)
太郎さん夫婦を探すもらしき人を見つけられず。たぶん喫茶で休んでいるんだろうなと思い、二人で立入禁止の看板を避けて2階へ・・・知らないというのは恐ろしい。
スタッフ「何ですか?」
た「え〜っと待ち合わせです」
スタッフ「下でお待ち下さい」(ちょっと険しい口調)
すごすごと1階に・・・・

ここで太郎さんに電話・・・・・通じず(焦)
太郎さんの奥様にも電話・・・通じず(焦)
太郎さんにメール・・・「現場に到着しました。お菓子売り場の前に座っています。」

え「ねぇ太郎さんの顔知ってるの?」
た「知らん」
え「分からないんじゃないん」
た「同い年で身長差30cmのカップルというのが目印」

そうこうしているとメールを見た太郎さんが私達の前に現れ初対面となりました。こんにちは。
挨拶もそこそこにチケットを受け取り会場へ入ります。今回は太郎さんのご好意により整理番号1番2番を頂き、好きな場所に座れるようです。この時点までさして興味のないちょーえりは「寝るかもしれないので後ろのほう」とほざいていたが無理やり最前列に連れて行きました。結局最前列真ん中にちょーえり、その左にたくぼん、太郎さん、太郎奥様の順で座りました。ちょーえりはそこでは絶対寝られません。
(ライブの画像では後頭部がよく映る位置でアップされたら皆さんよく見てくださいね)
いよいよ始まります。



ライブ会場のピアノ

ライブ会場は演奏する場所と観客席が近くて臨場感がすごい感じられる。グランドピアノの輝きも我が家のピアノと比べても・・・いや比べるのは間違っているか・・・目にまぶしいくらいでスタインウェイというらしいがnatsoさんぐらいしか理解できないかもしれません。
開始時間は17時30分だが5分過ぎても始まらない・・・
太郎「こんなことはあまりないんだが・・・」
え「(はよせいや〜〜)←この時点でもさして興味が無い。終わった後の食事の方が・・・」

そしていよいよ始まりました。詳細は太郎さんの日記参照

私はとにかく感激で・・・2曲目Distanceで思わず涙ぐむ。4つの楽器の完璧なる調和にいたく感動。バイオリンとピアノは感心を通り越してすごいの一言。クラリネットとギターのすごさは私には分からないのだが、きっと素晴らしいものなのでしょう。あっという間に前半終了。ちょーえりもさすがに聞き入っていたようで寝てはいなかった。

感動の余韻を楽しむ私に太郎夫婦の会話が・・・
太郎「バイオリンどうだった?」
奥様「う〜ん?、前よりは良かったけど」
太郎「(苦笑)」
奥様手厳しい〜〜〜〜。
ここで私は気付いた、太郎さんのフェアリー作品の洗練さはもしかしたら奥様が作品を検閲しているのではないのかと・・・・
そうすればすべて納得がいく(・・・なわけないか)

休憩中に歐林洞の洋菓子を頂く、う〜んおいしい。シナモンなんちゃらティもおいしかった。
しかし値段はかなり高く、一つ一つは小さいので購入は断念。

後半の部が開始しても、私の感動は止まず。太郎さんと違い、音と曲名が一致するのはDistanceとRyu-Hyoくらいしかない私はRyu-Hyoを心待ちに・・・最後の曲でいよいよRyu-Hyoです。私が初めてASTURISを聞いてこの曲を聞いたときの衝撃は今も忘れないし、何回聞いてもこの曲を聞いている間、頭の中を壮大なイメージが頭の中に浮かぶ。思わず斜め上に顔を向けてその情景を感じる。あ〜よかった。これだけでも来た甲斐があった。太郎さんありがとう。


午後8時ごろライブが終了し、外に出るとすっかり暗くなっていました。そして日頃の行いが悪いのでもちろんどしゃぶり
傘がない私達夫婦に気付いて、太郎さんの奥様に傘を借りる。太郎さん夫婦は1人1本持参で用意万全。たくぼん夫婦はノーテンキ。皆さん納得の展開です。(太郎さんありがとうございました。)
お礼を言うのが目的の旅で、もっとお世話になっているという本末転倒の話です。
相合傘で10数分歩いて目的地の「タルタル」へ・・・事前に太郎さんから連絡を受けていたので楽しみにしていましたらなんといっぱいとの事。(残念)さすがに準備万端の太郎さんもこれは予想外だったようでした。仕方ないのでパスタの店に・・・・
まあ普通のお店でした。
太郎さんとは積もる話もあるのですが、お互いの奥さんをほったらかしての会話はややまずいので、奥様もされているバドミントンが主な話題に・・・・。あとは沼津と新居浜の話。新居浜の田舎さがよく分かりました。
いろいろ話が出来て楽しかったです。料理の話は・・・置いておきましょう。
奥様はとっても明るくきれいな方でした。私達よりはるかに若い?んでしょうね。
奥様チームが来年県で1番になれば、松山で全国大会がるので、またお会いできるかもしれません。そのときは太郎さんも一緒に是非お寄りいただきたいと思います。その日にあわせて詰四会を開きましょうか。
9時半過ぎあっという間に楽しい時は終わります。駅で重い讃岐うどんを渡してお別れです。
太郎さん夫婦からはお土産で「うなぎぱい」を頂きました。別名「夜のお菓子」何かを暗示しているようですが、二人ともお疲れで期待には・・・・おっといらんことを・・・・。
ともあれいろいろありがとうございました。


2日目は次ページへつづく



 
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