2000年8月18日(金)・19日(土)・20日(日) に、近代化産業遺産全国フォーラムが新居浜で開催された。 新居浜に残る別子銅山関連の遺産など近代化産業遺産を今後どのように活用していくか、その道の専門家による公演が行われた。また、視察ということで新居浜に残る近代化産業遺産の見学会も開催された。 このフォーラムの副題が、「ふりむけば未来! 世紀を越えて」であり、この「ふりむけば未来」というのは東京大学名誉教授の木村尚三郎さんの著書の中にあった言葉らしい。その木村名誉教授の記念講演も開催された。 人間は先行きに迷いが生じたときに旅に出る。現代社会も、この先の行き場に迷いが生じている。その旅行く先は過去をふりかえること。現代社会の産業が何処から来たか、そして何処に向かうのかを考える時期にあるとの講演であった。 新居浜の別子銅山に関わる産業遺産を見てきた東人には、このような未来の姿が見えてきた。 |