第2回・安南ばか詰作品展
安南ばか詰作品展・解説編
さて第2回&最終回安南ばか詰作品展の解答発表です。今回は全12作で短編から長編記録作までのラインナップでしたが楽しんでいただけたでしょうか
解答者数は8名で常連さんのみと新人解答が無かったのが残念でしたが、これは今後の大きな課題。新しい人も飛び込んでこれるような雰囲気作りをしていかないといけません。 仕事が忙しくやや手抜きのような解説ですがお許しください。次回のルールについては現在考慮中です。ご意見などがありましたらよろしくお願いします。 それではまいりましょうか。 【安南ばか詰ルール説明】 安南:味方の駒が縦に並ぶと、上の駒の利きは下の駒の利きになる ばか詰:先後協力して最短手数で、受方の玉を詰める 。すかし詰は不可 二歩禁:利き二歩有効(詳細は安南ばか詰入門をご覧ください) 打歩:完全打歩(詳細はOFMルールのページをご覧ください) ”たくぼんの解図日記”に掲載しましたの「安南ばか詰入門」を纏めたページを作成しております。こちらもご参考ください。 安南ばか詰入門 開催日 : 2007年2月15日(木) 解答締切 : 2007年3月11日(日) 解答発表 : 2007年3月15日(木) 【注意】 スペースの関係で敬称は略させていただいております。ご了承下さい。 なおこの出題は「正式発表」扱いとしFairy Top\の対象です。 第2回安南ばか詰作品展PDF版問題編 1 伊達 悠 作 安南ばか詰 5手
【詰手順】
29飛 72玉 79飛 12玉 29飛 まで 5手 【作者コメント(投稿時)】 正直、結構気に入っています。余詰防止駒も銀の一枚だけで済んだし・・・・・・・ 【解説(のようなもの)】 トップバッターは期待の新鋭伊達君。第1回にぎりぎりで間に合わなかった作品です。手順はダイナミックで若々しい手順です。5手で纏めているところがいいですね。7一飛のような配置で作意が見えると言うことも言えますが野暮なことはいいっこなしですよ。先手の飛車の動きを見てるだけで楽しくなってくるじゃないですか〜。 * 橋本孝治 「最初、飛を左から打つ手ばかり読んでしまいました。三角跳びする玉に対して、横滑りばかりする飛の対比がユーモラス。B」 癇癪老人 「B」 真T 「71飛が怪しいですが、玉が飛ぶのは気持ちがいいですね。B」 怪しい怪しい。78角も怪しい。 小峰耕希 「前回の僕のより動きが大きくなっている。」 北村太路 「大きく動いてはいるけれど、最遠でもないし往復でもない。うーん、Bくらいな気もするし、Dのような気もする。今回は評価Cということで。」 玉の動きと同じような・・・ 伊達 悠 「お互いに大きい動きをするというのを表現してみました。トップバッターにはよかったかな?作品的には、余詰防止の3八銀が残念。B」 投稿時のコメントと変わってきてるぞっ 隅の老人B 「此方と思えば、彼方へと。派手な応酬、目が回る。A」 もず 「両王手は好きなのですが、前回を見た後だと手順が見え見えなところに不満を感じます。B」 2 たくぼん 作 安南ばか詰 5手
【詰手順】
99角 43玉 44香 33玉 43香成 まで 5手 【解説(のようなもの)】 ずっと59飛を打つ入りを考えていてついに断念した作品。安南らしいのからしくないのかはよく分からない。 * 橋本孝治 「なんとなく天竺詰を思い浮かべる手順。王手をする駒と、玉の変身先の駒が同じ種類だからでしょうか。初手が55角でなく99角なのが味わい深いところです。B」 癇癪老人 「B」 真T 「ひもをつけるという意味が分からず、初手に大苦戦。1番難しかったです。A」 これは意外です。 小峰耕希 「最遠打はともかくもまとめ方が勿体無い。」 う〜ん。最遠打と短打(45とがあっては意味はない)で無駄なしと思ったんですが 伊達 悠 「まずはこの飛び駒から両王手を予想しました。しかしなかなか解けない。う〜んとうなっているうちに突然9九角を発見。そしてバンザイ。解図の大きなヒントになるのは3ニ角。これだけが生だったのでわかりました。最遠打と直打を組み合わせた手順が味よし。今回のトップでは。A」 生がヒントか・・・これは気付かなかった 隅の老人B 「初手の発見、次の応手も難しい。43香成で詰んでいるとは!B」 3 神無太郎 作 安南ばか詰 7手
【詰手順】
19桂 16玉 27桂 25玉 15桂 14玉 16香 まで 7手 【解説(のようなもの)】 太郎さんの作品はいつも簡素・狙いがハッキリしているという特徴があります。本作もまさにその通り。桂と香の性能を交換しながら桂の3段跳ねでくねくねと玉を移動させラストは香3枚での詰上り。安南らしい詰上りで拍手拍手でした。 * 橋本孝治 「この簡素形からいきなりの桂の3段活用とは驚きました。いつもながらの完成品。B」 癇癪老人 「C」 真T 「安南らしい手順が続いて楽しいですね。A」 こういう安南らしさが一番楽しいかもしれません。大駒に乗せると大掛かりになりますからね 小峰耕希 「戯作として見れば、例の虫食い算よりは面白いかも。(3&4まとめて)」 この評を見て重要な事を思い出しました。・・・・追悼展の虫食い算解くのを忘れた〜〜〜〜〜太郎さんごめんなさい〜〜〜 北村太路 「うーん、しびれた!簡素形で手順も良し。惰性で最初7手目も桂が跳ぶ手から読んでしまった。安南に慣れてないので最終手1六香が新鮮でした。A」 伊達 悠 「妙に最終手が指しにくかったです(二回目なのに・・・)。B」 隅の老人B 「詰上げて、ウフフ。桂の活躍が楽しい。B」 もず 「香に利きに入るような感じの逃げ方に、桂頭の玉で詰め上がり。安南らしさが存分に発揮されています。A」 皆さん楽しまれたようです。 4 神無太郎 作 安南ばか詰 7手
【詰手順】
59角 57玉 48角 46玉 59角 55玉 37角 まで 7手 【作者コメント(投稿時)】 はなるべく盤の右側を使うのが作意です。 【解説(のようなもの)】 2手目、6手目の局面で左右対称系になりますのでその時点では右左の選択が可能です。初形ではOKで途中からはNOではまずいので認められているのでしょう。(以前どこかで読んだ気がするのですが失念)ただ歯切れが悪いのは確かです。(FMにかけると4解と解析する) その問題とは別に角の丸さと香を上手く利用した手順で最終形の両王手まで楽しませてくれます。香の頭に入る形は安南ではある筋ですが慣れていないと違和感がどうしても拭えませんね。 * 橋本孝治 「こちらは角が大活躍。前局と違って香2枚にできないので、盤の端ではなく中央に持ってきたのでしょうか。B」 どうでしょうかねえ。端で私もちょっと考えて見ましたがこんな感じでしょうか。 19角から始められないのが欠点ですね 癇癪老人 「C」 真T 「普通はありえない両王手の形が面白いです。B」 安南らしい両王手ですね 北村太路 「初形が左右対称でなくて、手順中で右左選択できるのって余詰扱いじゃなかったですか?3,4手目も最終手も左右どちらでもOKですよね。」 伊達 悠 「両王手が二回、それぞれ5八香5九角の形から出てくるのが面白い。B」 隅の老人B 「3番と同工異曲と言ったら、叱られる?これも楽しいね。B」 もず 「3. と同じなのですが、途中左右対称局面で何となく非限定な感じがしてしまいました。必ずしもいつもそう感じるわけではないのですが。B」 感じ方は人それぞれでしょうが私も同歩の感じです 5 たくぼん 作 安南ばか詰 7手
【詰手順】
48歩 46玉 47金 同馬 同歩 36玉 48角 まで 7手 【解説(のようなもの)】 安南ばか詰というと派手な応酬に期待する向きもあろうが、超地味な主題で創りました。とはいえ詰上りには安南らしさを散りばめて。 効率よく攻めるなら48金から47歩ですが馬と交換後47金型なので36玉が出来ず不詰。この時47歩型だと36玉とかわせるので48角と打って詰ますことが出来るのです。 金金より歩歩と攻めないと詰まない。まあ独りよがりですが気に入っている作品です。 * 橋本孝治 「てっきり"先打突歩詰"の構想かと思ったら、"金歩重ね打ち"が正解。俗手の妙手なのか本当の妙手なのか、フェアリーなので良く分かりませんが、感覚の逆を行く手は"妙手"と呼ぶしかないです。A」 普通詰将棋の感覚に近いかもしれません 癇癪老人 「これが最後まで残って不詰かと思いました。 まさに理外の理というべき手順。A」 やられた〜と思っていただければ 真T 「歩先歩金?弱い駒を残すのがいいですね。B」 伊達 悠 「この詰め上がりを作ろうとしていた時があったので何とか解けました。それでも妙に指しにくい手順です。A」 解答者心理も考えていますが作戦成功でしょうか 隅の老人B 「角を取るのは、意表外。詰上がり図も洒落ている。B」 6 橘 圭吾 作 安南打歩ばか詰 11手
【詰手順】
89桂 同馬 99香 98馬上 同香 同桂生 79角 88歩 同角 同桂生寄 98歩 まで 11手 【作者コメント(投稿時)】 改めて考えてみたが完成度自体は高そう。面白いかどうかは別ですが。 【解説(のようなもの)】 守備駒が強力ですので桂生は予想されるところ。香の打位置を空ける初手は絶対で3手目99香と打って馬合から角を入手し歩合と流れるように進みます。ポイントは6手目10手目の桂生で安南らしい手順です。詰め上がりも89馬を桂の性能に変えているので同馬とは取れません。なお解答を書く際は10手目、正確に"寄"を付けてくださいね。 * 橋本孝治 「4手目引くか上がるかの選択問題ですが、少し物足らない感じ。もう少し紛れを加えるとか、守備駒の無効化を徹底して繰り返すとかすれば面白くなりそうです。B」 これは宿題ですね 癇癪老人 「歩だけで詰ますのはちょっと意外。B」 打歩詰で歩だけで詰ませることが出来るのは安南系くらいかな 真T 「98への利きを一個一個解いていくのが楽しいです。B」 小峰耕希 「これも見ようによっては四桂詰?」 なるほどそうすると八桂詰までできそうか 伊達 悠 「詰め上がりを予想するのは楽でしたが、それでも6手目と10手目に不利感を感じます(二回目なのに・・・)。B」 隅の老人B 「ル−ルを良く知らないとダメ。究極の清涼詰ですね。B」 7 たくぼん 作 安南打歩ばか詰 11手
【詰手順】
18金 29玉 19金 38玉 39金 27玉 29香 28歩 同金左 17玉 27歩 まで 11手 【解説(のようなもの)】 これはたまたま見つけたというものですので発見作です。創意がないので自作というのは気が引けますね。39金が面白い一手と思います。詰上りの歩打も通常の王手ではないので変わった感じはします。 * 橋本孝治 「一見すると11手では全然詰まないように見える初形。いや、手はあるところにはあるものですね。A」 癇癪老人 「気前よく金を捨ててしまっては失敗。B」 真T 「裸玉からこの手順。いいですね。B」 伊達 悠 「う〜ん、こんな形があるなんて!!!手順も、上に追うものばかり考えていました。何とか解けたときのこのすっきり感は何でしょうか。素晴らしい作品です。このままでは打歩スペシャリストのお株を取られそう。A」 いやいやそんな大それたことは考えませんよ。 隅の老人B 「歩は手に入れたが詰まない。横腹からの王手、参った、参った。B」 8 もず 作 安南打歩ばか詰 13手
【後手:持駒無し】 【詰手順】
56角 92玉 91歩成 同龍 64金 65歩 同角 98玉 97金 同龍 64桂 18玉 19歩 まで 13手 【作者コメント(投稿時)】 玉を大きく動かそうとしてみました。手数が延びたため、持駒制限+露骨な二歩利用の余詰防ぎ+打歩ルールというように苦しい図面になってしまいました。本当は龍をあと一手動かせればよかったのですが、これ以上手数を延ばすのは無理そうです。 【解説(のようなもの)】 創意がある作品と言うのはこう言う作品です。作者の狙いは見事に図化され解答者にも届いています。玉の大移動のためにその基駒の龍も連れてくる、また歩の入手方法も位置限定の(これが上手い)中合になっており作者らしいと感心してしまいます。しかし解答時の改作案(下↓)が飛生を含めて完璧な構成になっていて配置も整理されているのでこちらを正図にしたいところですね。 * 橋本孝治 「趣向が見えれば易しい作ですが、適度に考えどころがあるのが作者らしいところ。11飛が17までついてくる様な展開ならベストですが、これでも充分に楽しめました。A」 改作案をご覧ください 癇癪老人 「構想作と見当をつければ92玉から98玉は必然。 欲張って18玉に19歩までなら文句なしかなとか思っちゃいます。 あとは手順を型に嵌め込んでいくだけ。 作者名が分かってる分楽でした。A」 真T 「条件は厳しいですが、手順は特Aです。A」 小峰耕希 「かなり無理矢理の配置ですけど、短めの"くるくる"とすればまあまあか。」 くるくるにしては難しいと思います 伊達 悠 「この大移動は一体・・・すごいとしか言いようがありません。9手目〜11手目のテンポが素晴らしい。A」 隅の老人B 「派手な応酬は一番で慣れている。後は、何処で歩を手に入れる?B」 もず 「詰め上がり位置を露骨にしないようにという意識が残っていたのか中途半端な図になってしまいました。まだ推敲していませんが、当然このくらいは考えるべきでした。」 安南打歩ばか詰 15手 後手:持駒なし 本当にすばらしい 9 伊達 悠 作 安南ばか詰 13手
【詰手順】
58歩 97玉 98歩 42玉 43歩 33玉 34歩 22玉 23歩成 14玉 13と 同歩 15香 まで 13手 【作者コメント(投稿時)】 玉の七変化の最小手数13手を実現させたものです。もし前例があったら作品展に出さなくて結構です。 【解説(のようなもの)】 私のは15手で香と歩があるので13手では無理と思っていたら、取っちゃう手があるんですね。まさにコロンブスの卵、参りました。手順は簡単ですがチャレンジ精神に拍手です。 * 橋本孝治 「これ以上短くならない最短の順列7種変身ですね。次は攻方の順列7種変身をお願いします。B」 攻方7種変身を先手の王でというはどうでしょうか。歩が難しいか 癇癪老人 「詰め終えて暫し?手順を目で追ってみて、あぁ七変化ですか。C」 真T 「最短の順列7種変化。割と簡素な配置でうまく作るものですね。B」 小峰耕希 「順列七変化…と言いたい所だけど、実は順不同八変化なのが惜しい。」 13との瞬間に玉の利きになっているということですか・・これは厳しい 伊達 悠 「何も言うことがありません。記録を狙ったまでの作品です。まあこんなものもあると笑っていただければ結構です。最下位覚悟です。」 隅の老人B 「後の出題は損。慣とは恐ろしい、一本道でした。B」 もず 「アイディアものですね。手順自体に意外性はありませんが、これができるという部分に着目してうまくいっていると思います。A」 13手に価値があります 10 たくぼん 作 安南ばか詰 13手
【詰手順】
53歩 32玉 33歩 42玉 52歩成 同龍 42歩成 51玉 41と 62玉 73角 35玉 46角成 まで 13手 【解説(のようなもの)】 どこで詰ますか?という問いかけです。詰四会の課題作りのおまけ。 * 橋本孝治 「擬似実戦型? それとも偽実戦型?よく狙いが分からないので厳し目の評価で。C」 中途半端な感は拭えません 癇癪老人 「意外な場所での詰め上がり。B」 真T 「玉を追い出すのが面白いです。B」 伊達 悠 「ここまでやるのでしたら、どうせなら実践形で。といっておいて自分で創ることができませんでした。B」 隅の老人B 「2手目の応手で何処へ行くの?最後の逃げ場所もお気に入り。」 11 神無七郎 作 安南ばか詰 49手
【詰手順】
19歩 17玉 18歩 26玉 27歩 18玉 19歩 17玉 18歩 35玉 36歩 27玉 28歩 18玉 19歩 17玉 18歩 44玉 45歩 36玉 37歩 26玉 27歩 18玉 19歩 17玉 18歩 53玉 54歩 45玉 46歩 35玉 36歩 27玉 28歩 18玉 19歩 17玉 18歩 62玉 53歩成 64玉 54と 73玉 64と 同桂 74歩 62玉 73歩成 まで 49手 【作者コメント(投稿時)】 ご覧の通りの軽い趣向作。ジャンプ2回がワンセットなので少し不規則っぽく見えるかもしれません。 【解説(のようなもの)】 斜めに並ぶ先手の歩は邪魔駒(余詰防止か?)で無ければ作意よりも早く詰みます。玉は逃げようとするとどうしても桂の上に乗ってしまうので下がりたいのだが上に連れ戻されてしまいます。仕方ない玉は角を使って下に降りるのです。これを繰り返すことで楽しい趣向手順となりました。七郎さんにかかるとどんなルールでもこのような趣向作を完璧に創られるのに感心しますね。収束もと金を捨てての切れ味のあるもので完成品です。 * 橋本孝治 「B」 癇癪老人 「とりあえずはやってみる趣向手順。48香の意味は?B」 無いと以下の手順で早詰です 19歩 17玉 18歩 26玉 27歩 18玉 19歩 17玉 18歩 35玉 36歩 27玉 28歩 18玉 19歩 17玉 18歩 44玉 45歩 36玉 37歩 45玉 46歩 同玉 47歩 35玉 36歩 47玉 48歩 36玉 37歩 35玉 36歩 まで 33手 駒余り 歩2 真T 「趣向手順も面白く、収束で考えさせてくれるのもいいですね。A」 小峰耕希 「前回リクエストしたくせに勿体無い事をしてしまったような…。」 もったいない〜〜 伊達 悠 「七郎さんの手にかかれば、どんなルールでも軽趣向を繰り出せそう。収束の謎解きも、駒を一枚も置かずにいけるというのがすごいです。A」 隅の老人B 「 配置図で、これは趣向作?当たり。62玉までは、スンナリで、それから、ちょいと一苦労。上手くできている、感心ですね。A」 もず 「素晴らしいです。歩を玉頭にたたいていく筋はいろいろありましたが、安南ルールを最大限に活用してすっきりとまとまりました。A」 もっともっと安南らしい趣向というのはたくさん埋もれているのでしょうね。もっともっと見たいそんな気にさせてくれます 12 たくぼん 作 安南ばか詰 113手
【詰手順】
11金 同玉 21金 同玉 31金 同玉 41金 同玉 51と 同玉 61と 同玉 71と 51玉 61と 41玉 51と 31玉 41と 21玉 31と 11玉 21と 12玉 11と 同玉 12歩 21玉 11歩成 31玉 21と 41玉 31と 51玉 41と 61玉 51と 71玉 61と 81玉 71と 91玉 81と 同玉 92と 71玉 81と 61玉 71と 51玉 61と 41玉 51と 31玉 41と 21玉 31と 11玉 21と 12玉 11と 同玉 12歩 21玉 11歩成 31玉 21と 41玉 31と 51玉 41と 61玉 51と 71玉 61と 81玉 71と 91玉 81と 92玉 91と 93玉 92と 94玉 93と 95玉 94と 96玉 95と 97玉 96と 98玉 97と 99玉 98と 89玉 99と 79玉 89と 69玉 79と 59玉 69と 49玉 59と 39玉 49と 28玉 39と 27玉 26と 同歩 38と まで 113手 【解説(のようなもの)】 単に最長手数を狙った作品です。安南らしくないという評はごもっともです。この作品をたたき台にこれを超える作品にチャレンジしていただきたいと思います。 ちなみに原図は少しだけ安南らしい手順が入った下図でした。 安南ばか詰 63手 発表作に比べて9筋で安南らしさを出しています。その代り手数が短いんです。 * 橋本孝治 「手順はあまり安南っぽくないですが、密閉型の往復軌道が1段目で構築できるというのは、ひとつの発見だと思います。普通のばか詰だと3段目までしか、軌道を設定できないですからね。こういうちょっとした発見が、安南以外の既存ルールにもたくさん眠っているはず!B」 う〜む!そうなんですね。(こういうところは非常に弱い)ちょっとうれしい 癇癪老人 「悪くはないですが、ここまでくると一周させたくなります。 望蜀、望蜀・・・B」 真T 「非限定なしの最長手数だと思いますが、安南らしさがほとんどないのが残念です。C」 小峰耕希 「最長手数とはいうものの、実は一番ぐらい易しいので、僕が担当なら思い切ってトップに置いていたかも知れません。(手数順配列は余り好きではない)」 1番バッターはとっつきやすい形がいいと思いますね 伊達 悠 「こっちは趣向(というより追い手順)も収束も簡単。わかりやすい作品でした。B」 隅の老人B 「往復趣向には感心、玉が9筋を登り初めてヤレヤレ。終局に周辺巡りかなとも期待したが、残念。趣向大好き人間で、趣向作は、いつもA点。」 もず 「この形を作るなら1周させたかった気がします。B」 創ってみて思ったのですが1周させるのはかなり難しい(序の往復が無ければいけると思いますが) 総評&解答成績
【総評】
橋本孝治 「アンチキルケ→PWC→安南 と進んできたこのシリーズですが、今度は何のルールがテーマになるのでしょう?今が旬というなら、森茂氏の追悼作品展で注目度がアップしている"最悪詰"などが良さそうですが。」 最悪詰は検討も大変そうだし作図も大変そうだし何といっても私が一番理解していないということでもう少し後になりそうです 癇癪老人 「いや5番には本当に参りました。でも人によってはすぐ解けるのかな?作品的にはやはり8番が抜けてると思います。」 苦戦された方が多いようでした。 真T 「普通の将棋に慣れてしまっているために、駒の利きが変わるというのは難しいです。 PWCより難しいと思うのは私だけでしょうか?」 これは慣れでしょうかね。私はPWCの方が難しいです 小峰耕希 「今回一番意外だったのは、もしかすると伊達君が2作とも打歩じゃなかった事かも(笑)」 だそうですよ伊達君 北村太路 「11は再帰的に追っていったら歩が足りなく。12は序盤6筋まで進んで1筋に戻って歩を打って成って・・・とうまく手を伸ばすなあと感心したりして進めていたのですが、途中からどう進んでいいかわからなくなりギブアップ。結果稿を楽しみにしています。」 是非盤(PC?)に並べてみてください。それなりに楽しめますよ 伊達 悠 「今回の作品展は傑作ぞろいですね(自分のもの意外は)。これからパラに載る安南ばか詰が増えますよう、祈っております(もちろん創作もしてみます)。」 投稿作が少ないのでしょうね。これが一つのきっかけになればいいですが 隅の老人B 「1題が解けると、とりあえず手順をこまめに書いている。こうしないと、直ぐには手順を思い出せません。ボケの始まり? 無くしたものも、数知れず。昨日の我は、今日の我にあらず、困ったものです。それでも、毎日、好きな道、いろいろなパズルを解いています。」 根気強さには解答者1でしょうね。頭が下がります。 もず 「第2回安南ばか詰作品展解答です。ぱっと見で解けた分だけになってしまいました。」 いろいろ忙しそうで大変でしょうが、皆さん待ってますので今後とも投稿解答よろしくお願いします * 【解答成績】
解答者数 8名 全題自力正解者 5名(赤字) 解答者は8名で前回より1名減でした。題数が多かったので心配していましたが最後にばたばたと解答が届きほっとしました。 順位表
トップは文句なしで8番もずさんでした。改作案で出題であれば満点だったかもしれませんね。いろいろな安南ばか詰楽しんでいただけましたでしょうか?次回は果たして何のルールか楽しみにお待ちください |